■メールのログをコマンドで解析
メールに関するログは /var/log/maillog に記録されている
具体的には、以下のような内容となっている
Oct 2 07:44:21 web1 sendmail[21798]: u91MiLhk021798: from=<auto@refirio.net>, size=1528, class=0, nrcpts=1, msgid=<8933a528ed38e17adf4c065ed90c21cb@refirio.net>, proto=ESMTP, daemon=MTA, relay=localhost [127.0.0.1]
Oct 2 07:44:21 web1 sendmail[21800]: u91MiLhk021798: to=<taro@example.com>, delay=00:00:00, xdelay=00:00:00, mailer=esmtp, pri=121528, relay=iron01.mailgw.jp. [210.171.0.59], dsn=2.0.0, stat=Sent (ok: Message 719393598 accepted)
ログの見方は以下を参照
/var/log/maillogとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
https://wa3.i-3-i.info/word13859.html
mailログ確認方法
https://web.archive.org/web/20170819142211/http://support.fsv.jp/manual/analysis/log/check/mail.html
メールサーバーが出すログの記述を把握する | GMOクラウドアカデミー
https://academy.gmocloud.com/lesson/20160907/3592
Postfixのメールログの探し方・読み方・使い方を解説 - ベアメールブログ
https://baremail.jp/blog/2021/10/05/1635/
メールサーバー - KAGOYA Internet Routing
https://support.kagoya.jp/kir/manual/mail_server/log_smtp.html
ステータスコードとエラーコードは以下を参照
メールのエラーコードと、メールサーバのmaillog解析方法まとめ
http://oxynotes.com/?p=9810
冒頭のログからは、以下の情報を読み取れる
日時 ... 10月2日7時44分21秒に送信
ホストサーバー名 ... web1
プロセスの情報 ... sendmailがプロセスID [21798] で処理した
メッセージID ... sendmailによってID [u91MiLhk021798] が割り当てられた
送受信者の情報 ... auto@refirio.net から送信された / taro@example.com に送信された
メッセージサイズ ... 1528
メッセージ優先度 ... 0
メッセージ受信者数 ... 1
メッセージ識別番号 ... 8933a528ed38e17adf4c065ed90c21cb@refirio.net
プロトコル情報 ... ESMTP
サーバーデーモン名 ... MTA
メッセージ送信サーバ ... localhost [127.0.0.1]
リレー先サーバ ... iron01.mailgw.jp
ステータス ... dsn=2.0.0, Sent (ok: Message 719393598 accepted)
※「relay=localhost [127.0.0.1]」は現れたり現れなかったりするような。また改めて違いを調べたい
※「dsn」は「Delivery Status Notifications」の略受信側のサーバが受信状況を送信側に通知する仕組み。「2.0.0」は成功
※「Sent」は送信したということ
※メールログは1つの処理が複数行からなる。また、処理内容によってログ形式は変わるみたい?要勉強
生ログの解析は大変なので、maillogconvert.plなどを使って変換したログを解析する方が良さそう
Postfix トラブル調査でメールログを調べる手順
http://plumpliver.com/postfix-maillog-procedure
なお、外部のSMTPで送信した場合などは maillog にログが記録されない
メール送信部分を管理しなくていいメリットはあるが、トラブル時の調査にログを見られないデメリットはあるので注意
Postfixによるメール送信設定 | 稲葉サーバーデザイン
https://inaba-serverdesign.jp/blog/20160620/postfix_send_mail.html
「外部メールサービスの利用について」が参考になる